アドセンスやアフィリエイトの為にブログを始めた方もプライバシーポリシーは作成しましょう。各種審査をしてもらう為にも正しい形式でサイトを運用していることを表すことが出来ます。
このページではWordPressで簡単にプライバシーポリシーページを作成する手順とコピペ可能なひな形テンプレートをご紹介しています。
プライバシーポリシーとは
簡単に言うと「あなたの運営するWEBサイトやブログへの訪問者の個人情報をどのように取り扱うかを示す記述」です。
誰でも個人情報が不正に第三者に渡ったら嫌ですよね。
そのため、このサイトではそういった個人情報を「不正に利用することはありませんよ!」と宣言するのがプライバシーポリシーの役割となっています。
訪問者から取得している情報は?
自分のサイトは個人情報を取得しないから大丈夫!というわけにはいかないので、どんなものを取得しているのか把握しておきましょう。
お問い合わせフォームからの個人情報
サイトにお問い合わせフォームを設置している場合は、ほぼ確実にメールアドレスは収集することになります。そのアドレスと他の個人を特定する情報を同時に取得すれば、立派な個人情報となります。
お問い合わせフォームから取得する個人情報には以下の項目があります。
- 氏名
- メールアドレス
- 住所
- 電話番号
- 年齢
- 性別
Cookie(クッキー)
WEBサイトに精通していないと聞き馴染みがないかもしれませんが、インターネットでサイトなどを閲覧すると、利用しているPCやスマホに、訪問したサイトや入力したデータが一時的に保存されます。
この仕組みを利用すると、閲覧者に合わせた広告を表示したり、2回目以降にサイトに訪れた際、入力フォームを自動的に入力してくれたりと様々な利点があります。
この保存されたデータをcookieと呼び、このデータも2020年6月から個人情報として扱われるようになりました。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールもcookieを利用してデータを解析しています。
そのため、利用している場合はこちらも該当するということになります。
アドセンス・アフィリエイト合格には必須
アドセンスに限らずアフィリエイトなども、収益化をスタートしていくにはサイトの審査が必要になります。
プライバシーポリシーページの有無自体が審査項目ではない可能性もありますが、サイトとしての最低限の体裁を整える為にもサイトを運営している場合は必ず設置しましょう。
プライバシーポリシーページがあるのとないのでは、やはりある方がきちんとしたサイトとして見られるでしょう。
また、何かのジャンルに特化したブログなどを運営している場合、企業から自社製品やサービスのレビュー記事執筆の依頼が来ることもあります。
執筆自体に報酬が有ったり、その記事からアフィリエイトが可能だったり、企業によっては相互リンクを付けてくれるなど、やって損はない案件も多いです。
企業側から見ても、プライバシーポリシーページを用意しているしっかりとしたサイトに依頼をしたいと思うはずです。
WordPressのプライバシーポリシー作成方法
完成イメージ
以下のようなページが出来上がります。
プライバシーポリシー
基本方針
当サイトは、個人情報の重要性を認識し、個人情報を保護することが社会的責務であると考え、個人情報に関する法令を遵守し、当サイトで取扱う個人情報の取得、利用、管理を適正に行います。
適用範囲
本プライバシーポリシーは、お客様の個人情報もしくはそれに準ずる情報を取り扱う際に、当サイトが遵守する方針を示したものです。
個人情報の利用目的
当サイトは、お客様からご提供いただく情報を以下の目的の範囲内において利用します。
- ご本人確認のため
- お問い合わせ、コメント等の確認・回答のため
- メールマガジン・DM・各種お知らせ等の配信・送付のため
- キャンペーン・アンケート・モニター・取材等の実施のため
- サービスの提供・改善・開発・マーケティングのため
- お客さまの承諾・申込みに基づく、提携事業者・団体等への個人情報の提供のため
- 利用規約等で禁じている行為などの調査のため
- その他個別に承諾いただいた目的
個人情報の管理
当サイトは、個人情報の正確性及び安全確保のために、セキュリティ対策を徹底し、個人情報の漏洩、改ざん、不正アクセスなどの危険については、必要かつ適切なレベルの安全対策を実施します。
当サイトは、第三者に重要な情報を読み取られたり、改ざんされたりすることを防ぐために、SSLによる暗号化を使用しております。
個人情報の第三者提供
当サイトは、以下を含む正当な理由がある場合を除き、個人情報を第三者に提供することはありません。
- ご本人の同意がある場合
- 法令に基づく場合
- 人の生命・身体・財産の保護に必要な場合
- 公衆衛生・児童の健全育成に必要な場合
- 国の機関等の法令の定める事務への協力の場合(税務調査、統計調査等)
当サイトでは、利用目的の達成に必要な範囲内において、他の事業者へ個人情報を委託することがあります。
個人情報に関するお問い合わせ
開示、訂正、利用停止等のお申し出があった場合には、所定の方法に基づき対応致します。具体的な方法については、個別にご案内しますので、お問い合わせください。
Cookie
Cookie(クッキー)は、利用者のサイト閲覧履歴を、利用者のコンピュータに保存しておく仕組みです。
利用者はCookie(クッキー)を無効にすることで収集を拒否することができますので、お使いのブラウザの設定をご確認ください。ただし、Cookie(クッキー)を拒否した場合、当サイトのいくつかのサービス・機能が正しく動作しない場合があります。
コメント・お問い合わせフォーム
訪問者がこのサイトにコメントを残す際、コメントフォーム・お問い合わせフォームに表示されているデータ、そしてスパム検出に役立てるための IP アドレスとブラウザーユーザーエージェント文字列を収集します。
メールアドレスから作成される匿名化された (「ハッシュ」とも呼ばれる) 文字列は、あなたが Gravatar サービスを使用中かどうか確認するため同サービスに提供されることがあります。同サービスのプライバシーポリシーは https://automattic.com/privacy/ にあります。コメントが承認されると、プロフィール画像がコメントとともに一般公開されます。
他サイトからの埋め込みコンテンツ
このサイトの投稿には埋め込みコンテンツ (動画、画像、投稿など) が含まれます。他サイトからの埋め込みコンテンツは、訪問者がそのサイトを訪れた場合とまったく同じように振る舞います。
これらのサイトは、あなたのデータの収集、Cookie の使用、サードパーティによる追加トラッキングの埋め込み、埋め込みコンテンツとのやりとりの監視を行うことがあります。アカウントを使ってそのサイトにログイン中の場合、埋め込みコンテンツとのやりとりのトラッキングも含まれます。
免責事項
当サイトのコンテンツ・情報について、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
当サイトからリンクやバナーなどによって他のサイトに移動した場合、移動先サイトで提供される情報、サービス等について一切の責任を負いません。
当サイトで掲載している料金表記について、予告なく変更されることがあります。
著作権・肖像権
当サイトで掲載しているすべてのコンテンツ(文章、画像、動画、音声、ファイル等)の著作権・肖像権等は当サイト所有者または各権利所有者が保有し、許可なく無断利用(転載、複製、譲渡、二次利用等)することを禁止します。また、コンテンツの内容を変形・変更・加筆修正することも一切認めておりません。
各権利所有者におかれましては、万一掲載内容に問題がございましたら、ご本人様よりお問い合わせください。迅速に対応いたします。
リンク
当サイトは原則リンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は不要です。引用する際は、引用元の明記と該当ページへのリンクをお願いします。
ただし、画像ファイルへの直リンク、インラインフレームを使用したHTMLページ内で表示する形でのリンクはご遠慮ください。
本プライバシーポリシーの変更
当サイトは、本プライバシーポリシーの内容を適宜見直し、その改善に努めます。
本プライバシーポリシーは、事前の予告なく変更することがあります。
本プライバシーポリシーの変更は、当サイトに掲載された時点で有効になるものとします。
アクセス解析
当サイトでは、サイトの分析と改善のためにGoogleが提供している「Google アナリティクス」を利用しています。
このサービスは、トラフィックデータの収集のためにCookie(クッキー)を使用しています。トラフィックデータは匿名で収集されており、個人を特定するものではありません。
広告配信
当サイトは、第三者配信の広告サービス「Google アドセンス」を利用しています。
広告配信事業者は、利用者の興味に応じた広告を表示するためにCookie(クッキー)を使用することがあります。これによって利用者のブラウザを識別できるようになりますが、個人を特定するものではありません。
Cookie(クッキー)を無効にする方法や「Google アドセンス」に関する詳細は、https://policies.google.com/technologies/ads?gl=jp をご覧ください。
また、Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。必要な内容
まずは、プライバシーポリシーページの内容に必要な項目を確認しましょう。
※それぞれのコピペ箇所にジャンプ可能
基本的な記載事項
ここでは、「個人情報を守ります」という基本的な方針を宣言したり、取得する個人情報をどのように管理し、どんな目的で使用するかなどを記載します。
また、取得するデータにはどのようなものがあるかの詳細な説明も記載しておく必要があります。
アクセス解析
WEBサイトやブログでアクセス解析を行っている場合は、アクセス数などを集計するためにGoogleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用していることを記載します。
広告配信
WEBサイトやブログで広告を配信している場合は、GoogleアドセンスやAmazonアソシエイトなど、利用している広告ツールに応じてcookieなどから情報を取得していることを記載します。
コピペ可能なひな形テンプレート
必要な項目で記載した3つの項目についてひな形テンプレートを用意しています。
アクセス解析と広告配信についてはサイトの状態によって必要であれば追加してください。
コピーできるの内容はWordPress用の記述となっている為、WordPress以外の方は、完成イメージからコピペしてください。
基本的な記載事項
アクセス解析
こちらは該当する場合、基本的な記載事項の後に追加しましょう。
広告配信
こちらは該当する場合、基本的な記載事項の後に追加しましょう。
WordPressでのプライバシーポリシーページ作成方法
プライバシーポリシーのページはWordPressの固定ページで作成します。
WordPressを始めた段階ですでに固定ページに「Privacy Policy」というページがある場合は、削除しましょう。
もちろん、すでにあるページを利用して、中身を編集しても良いですが、必要な部分と不要な部分を考えながら作るとややこしかったり、間違えて編集してしまう可能性があります。
削除するには、WordPress管理画面左メニュー「固定ページ」から固定ページの一覧へ移動し、該当の「Privacy Policy」にマウスを乗せて表示される「ゴミ箱へ移動」をクリック。
すると、固定ページ一覧の上部にゴミ箱に1件追加されたのがわかります。
確実に不要とわかっている記事は、ゴミ箱に残す必要もないので、そのままゴミ箱へ移動して、ゴミ箱からも完全に削除しましょう。
最初から「Privacy Policy」の固定ページが無い場合はここからスタートです。
管理画面左メニュー「固定ページ」内の「新規追加」もしくは、固定ページ一覧の上部にある「新規追加」から、新しい固定ページを追加します。
タイトルは「プライバシーポリシー」で問題ありません。
本文にはこのページでコピーした「基本的な記載事項」「アクセス解析」「広告配信」を必要に応じてそれぞれ貼り付けます。
作成するページはそれぞれURLが異なります。トップページのURLはドメイン名までの形となりますが、それ以外のページは「https://ドメイン名/○○○」というように、ドメイン後に特定の文字列が入っていると思います。
この○の部分をスラッグと呼び、固定ページでは自分の好きなように個別にスラッグ名を決めることが出来ます。
スラッグ名の決め方は、基本的にそのページが何のページなのかを端的に説明できる英単語などを入れて作りましょう。
例:お問い合わせページなら「contact」など。
固定ページ編集画面の右側の設定から、「固定ページ」のタブに切り替えて、「パーマリンク」という部分を探します。
画面右側に設定項目が表示されていない場合は、画面右上の「設定(歯車マーク)」をクリックして表示しましょう。
「URLスラッグ」という項目の入力欄に、作成するページのスラッグを入力すると、そのページのURLを決めることが出来ます。
プライバシーポリシーページのスラッグはわかりやすく英語で「privacy-policy」とつけましょう。
準備が整ったらプライバシーポリシーページを公開します。
画面右上の「公開」をクリックしてページを公開状態にしましょう。
固定ページは作成しただけでは、WEBサイト上のどこにも現れません。
以前ご紹介した、「メニュー」や「ウィジェット」を利用して、お好きな位置に設置することが可能なので、ご自身のサイトに合わせてプライバシーポリシーページを設置してみましょう。
\ メニュー・ウィジェットの設置ガイドはこちら /
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まとめ
プライバシーポリシーは「サイトで収集する個人情報を正しく扱うと宣言するためのもの」という役割があります。
収集する内容には以下のものが該当します。
- お問い合わせフォームからいただく氏名や電話番号などの個人情報
- cookieに取得するWEB閲覧データ・フォーム入力データ
また、アドセンスやアフィリエイト審査合格の為にも、サイトの体裁を整えるという観点から、プライバシーポリシーは設置が必須だと考えましょう。
WordPressでプライバシーポリシーを設置する場合は、固定ページを利用して作成し、メニューやウィジェットなどを使ってサイトの好きな位置に設置をしてみましょう。